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2021.8.18

開発物語vol.4「ウェットティッシュ~後編~」

「除菌ノンアルコールタイプ」が登場!安心できる生活ブランドを目指して

前編は、リブランディングポイントの枚数、紙質、除菌に注目した経緯をご紹介しました。後編では、開発者が外出時を想定してサイズやパッケージデザインに工夫を凝らしたことをお伝えします。お客さまのご要望に応えるため、どのような経緯を経て商品リブランディングにこぎつけたのか、開発秘話の後編をご紹介します。

「ウェットティッシュ」をこれまでの「ノンアルコールタイプ」から「除菌ノンアルコールタイプ」にリブランディングしたことに合わせ、パッケージデザインも変更しました。

「清潔感」をイメージしてさわやかな青色を選びました。これまで「くらしモア」の「ウェットティッシュ」は、ベースの色が統一できていませんでした。リブランディングを機に、「アルコールタイプ」は青色、「除菌ノンアルコールタイプ」は水色と、青色系で統一感を出しつつも、アルコール含む・含まないで色を分けるようにしました。違いが分かりやすくなったと思います。

除菌ウェットティッシュは、効果をイメージして思い切って黒色などインパクトのある色もいいとも思います。ですが、女性が使用されるシーンを意識すると、「見た目」も重要になってきます。女性のバックに入っていても違和感のない色を選ぼう!と個人的に決めていたんです(笑)。そうなると、やはりさわやかなイメージは外せませんでした。

ところで、現在「くらしモア」のラインナップには、「ウェットティッシュ」と「ウェットタオル」があります。よく2つの違いを聞かれるのですが、紙質、シート1枚のサイズ、アルコール濃度など細かいところが異なっているんですよ。

まずは、サイズについてです。

「ウェットティッシュ」は、携帯用ということで、外出時の使用シーンを想定してリブランディングしました。1パック20枚入りで、シート1枚あたりの大きさが約150×200mm、凹凸のあるメッシュタイプです。使用枚数が1枚で済むと外出時にサッと拭けて使いやすいと考えて、既存のものより少し大きいサイズに変更しました。

「ウェットタオル」は、1パック70枚入りで、シート1枚の大きさが約140×195mmと、「ウェットティッシュ」と比べて少し小さめです。携帯するというよりは家の中で、机やキッチン周りなどの汚れや、口や手の汚れが気になったら、さっと拭くのに適しています。使用頻度が多いことを考えて、使いやすいサイズにしました。また、シートは凹凸のないプレーンタイプなので、どんな用途にも適しています。

「ウェットティッシュ」も「ウェットタオル」も、ノンアルコールとアルコールタイプを揃えています。どちらにもヒアルロン酸が入っているので、肌荒れが気になる方も安心ですよ。

リブランディングを考えはじめてから、商品化まで1年半かかった「除菌ウェットティッシュ」ですが、2021年の7月1日より店頭に並び始めています。新しくなった商品を手にした時は、「やっとできた!」という想いでいっぱいでした。

リブランディングしたことで、多くのお客さまに愛用してもらえる商品になって欲しいので、より多くの店舗で販売してもらえるよう熱心に伝えていきたいと思っています。

コロナ禍において、この「除菌ウェットティッシュ」は、お客さまからのニーズがある商品だと思います。社内的にもこの商品を熱心にアピールしていく体制になっています。秋に開催予定の「くらしモアフェア」などでも、積極的に訴求していく予定ですので、店頭で見かけた際はぜひお手に取ってみてくださいね。

今回の「除菌ウェットティッシュ」を通して、今後「くらしモア」として目指していきたいのは、赤ちゃんのお尻ふきや手口ふき、もしくはキッチンクリーナーなどの紙シート商品を強化して、「くらしモアは安心できるブランドだな」とお客さまに思っていただくことです。今回の「除菌ウェットティッシュ」をきっかけに、紙商品のラインナップがさらに広げていきたいですね。

たとえばお客さまから、「一度開封してしまったウェットティッシュは、時間が経つとシートが乾いてしまう」というご意見をいただきます。次なる手だてとしては、袋をチャック付きにしてみたり、開け口のついた専用ケースを取り入れたりするなどして「乾きにくいウェットティッシュ」のような切り口で商品化できるとよいと思います。

お客さまのニーズやライフスタイルに寄り添った商品を開発していきながら、皆さんの生活を支えられたらうれしいですね。