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2022.10.31

開発物語vol.18「和惣菜(きんぴらごぼう、さといも煮、ひじき煮)~後編~」

和惣菜(きんぴらごぼう、さといも煮、ひじき煮)の開発物語「後編」

前編は、惣菜市場の動向や開発背景、野菜を使った商品ゆえの開発エピソードをご紹介しました。後編では、味の方向性を決める過程、新しいターゲットに関してご紹介します。

  • 洋惣菜のサラダに次いで、和惣菜を商品化
  • 風味豊かなだしの味わいを活かした味作り
  • より多くのお客さまへ商品を選んでいただくために
  • 洋惣菜に続いて和惣菜、今後の展開は…

洋惣菜のサラダに次いで、和惣菜を商品化

<聞き手>
くらしモアのパウチ袋入り惣菜は、ポテト、ごぼう、かぼちゃ、マカロニのサラダ4品がすでにありますよね。

<上野バイヤー>
はい。発売当初から人気商品で、取り扱い加盟社(*)の数は1年で約2倍に増えたんですよ。
洋風の次は和風!という流れも商品化の理由の一つですね。

※加盟社…ニチリウグループの全国各地の有力チェーンストア15社と、生活協同組合3協を指します

<聞き手>
手間なく食べられること、買い置き保存ができること。その便利さがお客さまに伝わって人気商品に育ったわけですね。

<上野バイヤー>
そうですね。
「家族で食べるサイズがあったらいいのに」というお声をいただき、今秋にファミリーサイズとして大容量タイプも発売して品そろえを強化しましたよ。

風味豊かなだしの味わいを活かした味作り

<聞き手>
前編で『試作品を食べて意見交換する試食会は10回ほど、試作は1品につき20品近くになった』とお聞きしました。
基準になる味を設定してから、試作→試食→意見交換→試作…とくり返されたのでしょうか?

<上野バイヤー>
はい、そうですね。
メーカーのナショナルブランド商品やスーパーやコンビニエンスストアのオリジナル商品など、たくさんの種類を食べ比べしたんです。すると塩辛さが強い、しょうゆの風味が強い、だしの風味が強い、食感が良いなど違いがよく分かりました。社内モニターも行い、評価が高かった他社商品の味を分析して参考にしました。

<聞き手>
その結果、どのような方向性になったのですか?

<上野バイヤー>
和惣菜ということで、風味豊かなだし感を活かした味に決めました。これはトレンドの味付けでもあると考えています。
ちなみに全ての商品に言えるわけではないですが、東日本は塩辛さが強い傾向で、ナショナルブランドはシニアに合わせているのか薄味に感じました。

<聞き手>
地域やメインターゲットが違うと、やはり味が違うんですね。
ところで、「きんぴらごぼう」、「さといも煮」、「ひじき煮」にしぼった理由は何かありますか?

<上野バイヤー>
白いご飯に合う和風のおかずの代表であり、人気メニューに挙がること。それと、食卓のおかずとしてもお弁当のおかずとしても合うこともポイントですね。

より多くのお客さまへ商品を選んでいただくために

<聞き手>
ターゲットとなるお客さまは、和惣菜=シニア向けというイメージを持たれることが多いと思いますが、やはりターゲットはシニア層ですか?

<上野バイヤー>
もちろん、シニア層にも召し上がっていただきたいですが、くらしモアブランドのリブランディングのメインターゲットでもある、子育て世代の女性を新しいお客さまとして設定しました。
先ほど、味に関してお話しましたが、だしの風味を大切に仕上げました。しょうゆ風味をおさえてだし感をアップしているので、若い世代やお子さんにも和惣菜をしっかり食べて欲しいですね。

<聞き手>
なるほど。そういう意図があったんですね。

<上野バイヤー>
パッケージデザインもそのことを意識して幅広い年代層を意識して決めました。社内で女性メンバーだけで構成している会議があり、そこでも意見を聞いて参考にしました。

洋惣菜に続いて和惣菜、今後の展開は…

<聞き手>
洋惣菜のサラダに続いて、和惣菜の3商品が完成したばかりですが、次の展開案はありますか?

<上野バイヤー>
種類をもっと増やしていきたいですね。
今の和惣菜も洋惣菜も材料が野菜なので、メニューのなかでは副菜なんです。なので、今後はメインのおかずになるように、肉や魚を使った商品なども開発したいですね。くらしモアのパウチ袋入り商品でお客さまの食生活のサポートができればいいなと考えています。

<聞き手>
そのままでも食べられるのですが、耐熱皿に移し替えて電子レンジで軽く温めると、風味豊かになりよりおいしく召し上がれます。
国産ごぼうの香ばしさとシャキッとした歯ごたえがおいしい「きんぴらごぼう」、かつおと昆布の上品なだしで、ねっとりした食感に炊き上げた「さといも煮」、だしを効かせてふっくら炊き上げた「ひじき煮」。

ぜひ、上野バイヤーの自信作をお召し上がりください。