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2022.8.26

開発物語vol.16「ペーパータオル~前編~」

ペーパータオルの開発物語「前編」

開発物語vol.16は、新型コロナウイルスの感染拡大とともに、家庭での使用が増えた「ペーパータオル」をご紹介します。サッと取り出せて使い捨てタイプの紙製品の代表であるティシューペーパーとの違いや、「くらしモア」のペーパータオルの特長をご紹介します。

目次

  1. 便利で衛生的なペーパータオル
  2. 家庭での日常使いに!

「ペーパータオル」の開発担当者はこの方!

住居関連商品/重信 惇一(しげのぶ じゅんいち)
日用品(紙類)、ペット、文具、玩具の担当をしています。大学卒業後に入社した1社目は、服飾雑貨のメーカー・卸でした。大学4年生の時、アイデア商品を次々と商品化して活気ある企業としてテレビで紹介されているのを見て、「提案したことがカタチとなり結果が見えることは魅力」と、採用の問合せをしたことが入社のきっかけでした。2社目は50社以上応募した中から製紙メーカーを見つけ、「ティシューやトイレットペーパーはこの世からなくなることはない」と考えて入社しました。店舗周辺の環境を調査してから商品選定して提案するなど、取引先に貢献できるように市場に沿った営業を心がけて信頼関係を築いていましたね。地元で家族と暮らす選択をして今の会社に入社してからも、過去2社での経験や気持ちの在り方はずっと大切にしていますね。

便利で衛生的なペーパータオル

<聞き手>
今回ご紹介する「ペーパータオル」に限らず、ティシューペーパーやキッチンペーパーなど、“ペーパー”とつく商品がいくつかありますね。当然ながら名前だけでなく違いがあるわけですよね。

<重信バイヤー>
はい、どれも使い捨て紙製品ですが、それぞれ特長や適した用途がありますよ。
キッチンペーパーは油切りや食材の水切りなど調理時にオススメです。ティシューはとても薄くて強度が低く破れやすいのですが、赤ちゃんにも使えるほどフワッとやわらかいです。ペーパータオルはティシューより厚みがあり強度が高く、水を含むことが前提なのでぬれても破れにくいんですよ。

<聞き手>
ペーパータオルが手を洗った後のハンドタオルとして使用されるのは、そういう理由からなんですね。

家庭での日常使いに

<重信バイヤー>
新型コロナウイルスの感染拡大以降、飲食店や商業施設では、お手洗いや洗面台で菌を拡散するリスクがあることからエアタオルの使用を控えました。そのエアタオルの代わりとして、ペーパータオルの設置が増えたんです。
ペーパータオル市場は、コロナ禍前の2019年とコロナ禍後の2020年の売上金額ベースを比較すると、170%伸びているんです。そして、2020年以降も売上げはずっと伸びているんですよ。以前は、食中毒に対する予防意識が高まる時期が特に売れていましたが、2020年からは年間通して売れています。

<聞き手>
確かに外出時も手を洗う回数が増えたので、ペーパータオルがあると助かりますよね。
家庭でも布タオルの代わりに、ペーパータオルを使用される割合が増えたと聞きました。

<重信バイヤー>
そうなんです。
家庭での使用が増えていることもペーパータオル市場が伸びている理由の一つなんですよ。布タオルは洗濯しても、どうしても衛生面が気になる…という方もいらっしゃいます。

<聞き手>
そういう点でペーパータオルは使い捨てなので衛生的で安心ですよね。

<重信バイヤー>
2020年に20~60代の女性500名を対象に実施した、「ペーパータオルの使用目的」のアンケート調査のデーターがあります。
結果は、1位:衛生的50.3%、2位:さまざまな用途に使える29.1%、3位:楽だから20.1%、4位:そのほか0.2%でした。つまり、半数の方が衛生目的で購入されているんですよ。

<聞き手>
新型コロナウイルスの感染拡大で衛生意識が高まったんですね。アンケートの「楽だから」というのは、洗濯物が減るということでしょうね。きれいな上に楽ちんというメリットがあるわけですね。

前編はペーパータオル市場についてお聞きしました。後編は、くらしモアの「ペーパータオル」の特長をご紹介します。