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2021.12.24

開発物語vol.8「スコッチウイスキーハイボール~後編~」

海外メーカーと一緒に作り上げた自慢のハイボール

味わいや香り、デザインともにウイスキーの本場スコットランドを思わせるくらしモアの「スコッチウイスキーハイボール」。しかし、開発を進めていく中で直面したのが、ウイスキーを多く使うことでコストが高くなってしまうことでした。お客さまにお手軽に楽しんでいただくためには、今まで通りの価格を維持したい!そう考えた担当者の視点は、海外へと向いていきます。「スコッチウイスキーハイボール」の開発秘話の後半をお届けします。

スコッチウイスキーを炭酸水で割った、ウイスキー本来の芳醇な味わいが楽しめるハイボールを目指して開発をスタートしたことは前編でお伝えしました。

開発を進めていく中で直面した課題は、コストのことでした。本格的な味わいに仕上げるためには、ウイスキーの使用量が増えます。そうなると、やはりコストが高くなり販売価格も変わってくるのです。

まずは、国内の酒造メーカーに、コストを抑えながら、ウイスキーの割合を増やした配合で商品化できないかと相談しました。しかし、このような要望に応えてくれるメーカーは見つからなかったので、お客さまに安心価格でお手軽にお求めていただくことが難しくなります。

そこで考えついたのが、海外の酒造メーカーへ製造依頼することでした。

そうして見つけたのが、韓国にある酒造メーカーでした。

2020年1月、ちょうど新型コロナウィルスが日本で感染拡大が始まる直前の時期で、海外開発担当の岡野と韓国へ行き、現地の工場を視察してきました。今から思えば、海外渡航できるタイミングはギリギリで本当に滑り込みセーフでした。

現地で打合せをして、帰国後も数回にわたりリモートで打合せをして、スコットランドからスコッチウイスキーを取り寄せ、韓国の工場で製造した後に日本へ搬送することになりました。コストも国内で製造するよりも抑えることができて、「スコッチウイスキーハイボール」の商品化が実現しました。

スコットランド、韓国、日本と3カ国をまたいで作ることになった「スコッチウイスキーハイボール」は、お客さまにお届けするまでに次のような過程を経ることになりました。

【STEP1】原料のスコッチウイスキーをスコットランドから韓国へ船で搬送
【STEP2】韓国の製罐工場で缶を製造
【STEP3】韓国の酒造メーカーでスコッチウイスキーと炭酸水を配合した「スコッチウイスキーハイボール」を製造
【STEP4】完成した商品をトレーに詰めてコンテナに積む
【STEP5】船で日本へ搬送
【STEP6】店頭で販売

本商品の販売は、当初は秋頃よりスタートする予定でした。

しかし、スコッチウイスキーをスコットランドから搬送しなければいけなかったことや、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて当初よりも時期が後ろにずれました。

これからクリスマスやお正月といったイベントが続くので、アルコールを飲む機会が増えると思います。本来の販売開始時期よりも少し遅くなりましたが、この時期に合わせて販売開始することができてよかったです。たくさん並んでいるアルコール商品の中から選んでいただけたらうれしいです。

「スコッチウイスキーハイボール」の開発を終えて、目指した商品を完成させてお客さまへお届けできるというのは、本当にありがたいことなんだなあとしみじみ実感しましたね。

「スコッチウイスキーハイボール」のおすすめしたいポイントはもう一つあります。それは糖質ゼロということなんです。男性はもちろん、ダイエットや健康に気を付けている女性にも飲んでいただきたいですね。

私が個人的におすすめしたい飲み方は、グラスも缶もキンキンに冷やして、氷を入れないで飲むことなんです!氷が解けるとせっかくのウイスキーの芳醇な香りが薄くなってしまうんです。グラスと缶をよく冷やすのは、氷を入れない代わりなんです。少しでも温度を上げないために冷やしたグラスに「スコッチウイスキーハイボール」を注いでいただくだけで、本当においしいハイボールが味わえます。ぜひ、試してみてくださいね。

スコッチウイスキーの味わいを存分に楽しみながら、ご家族や友人と思い出に残る時間を過ごしてください!

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