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2021.12.10

開発物語vol.8「スコッチウイスキーハイボール~前編~」

スコッチウイスキー100%で作った本場の味

これからの時期は、クリスマスや忘年会、お正月や新年会とアルコールを楽しむ機会が続きますね!以前までは大勢が集まって、ワイワイとにぎやかに盛り上がることもあったでしょうが、新型コロナウィルス感染の影響で、ご自宅で「家飲み」を楽しむ方も多いのではないでしょうか?家飲みを楽しんでいただくために自信を持ってお届けしたいのが、今回リニューアルした「スコッチウイスキーハイボール」です。ウイスキーの本場、スコットランドの味わいを大切にしながらも、くらしモアの安心価格はそのままで!そんな商品開発にこだわった担当者のエピソードを聞いてみました。

 お米・お酒部門/齋藤 英晃

本当においしいハイボールをお客さまにお届けしたいと思い、2年間にわたり開発をしてきました。社内外のたくさんのお酒が好きなメンバーにも試飲をしてもらい、自信を持ってお届けできるハイボールに生まれ変わりました。ぜひ召し上がってくださいね!

テレビCMなどでもおなじみのハイボール。お酒を飲むならハイボール!という方もいるでしょう。

以前にくらしモアで販売していたハイボールを含め、缶で販売されている商品の多くは、ウイスキー以外にスピリッツや、香料、甘味料を使用して風味を調整することで、安価に販売されています。

そこで、「ご家庭でも飲食店で飲むようなおいしいハイボールをお客さまにお届けできないだろうか?」と考えたことが、今回のリニューアルのきっかけでした。

飲食店で飲むようなハイボールとは、シンプルにウイスキーを炭酸水で割ったものです。あのおいしさを缶飲料として手軽に楽しめるようにするにはどうしたらいいのか?その答えは、ハイボールの味の決め手となる「ウイスキー」だけで商品を作ることでした。

「よし!くらしモアのハイボールは、ウイスキーと炭酸水のみでシンプルに勝負しよう!」と決めて、さっそく商品化を進めました。今回のリニューアルでこだわったのは、「ウィスキー本来の味わいと香りでありながら、お求めやすい価格」ということでした。

商品化を進めるにあたり、やはり価格面のことは当然ながら課題になります。

ウイスキー本来の味わいと香りを楽しめるハイボールを作るためには、今までと同じアルコール度数9%で、スピリッツは使用せずにウイスキーのみで仕上げる必要があります。つまり、ウイスキーの使用量が増えるのでコスト(商品を製造するために必要な費用)は上がってしまいます。そうなると、商品の価格を値上げせざるを得なくなってしまうんです。このことはとても頭を悩ませましたね…。

これまで通り、お手軽に楽しんでいただくためにも、なんとか今までの価格をキープできないかと考えました。

そこで思いついたのが、全体的なコストダウンのために海外メーカーでの製造でした。これについて、後編で詳しくお伝えしますね。

目指すべきおいしいハイボールを作るためには、ウイスキー選びがポイントになります。味わいや香りなど総合的に考えて選んだのが、世界5大ウイスキーの1つと言われている「スコッチウイスキー」でした。

世界5大ウイスキーの中で「スコッチウイスキー」は最も生産量が多く、スモーキーな味わいが特長で、日本でも古くから親しまれてきました。今回選定した「スコッチウイスキー」はハイボールにしてもウイスキー本来の風味を味わえ、ひと口含むと本場ウイスキーの香りが口中にふわっと広がります。香料や甘味料などを加えていないので「スコッチウイスキー」の味わいそのものが楽しめます。爽快感もあるので飲みやすく、食中酒として料理との相性が良いハイボールを実現しました。

また、アルコール度数9%なので、お酒好きの方にも満足いただけると思います!

アルコールは味や香りの他に、ボトルやラベルなど高級感のある見た目も大事ですよね。いくつかデザイン案の中から、社内スタッフや加盟社(※)の皆さんと意見交換を重ねた結果、ゴールドと赤を基調にした、クラシカルなデザインに決めました。このデザインは、スコッチウイスキーのボトルに使用されているような、ラベルを意識しましたね。本格的なハイボールであることをパッケージデザインでも上手にアピールしたいと考えました。

味わいだけでなく、お客さまが一目見てすぐに「スコッチウイスキーを使用したハイボール!」と分かるように、文字を目立たせて、色使いやロゴの配置などにも工夫を凝らしました。

店頭には何種類ものアルコール商品が並んでいますが、そんな中でもくらしモアのスコッチウイスキーハイボールを手に取っていただけたらとてもうれしいです!

※加盟店…ニチリウグループの全国各地の有力チェーンストア15社と、生活協同組合3協を指します。

前編では、味わい・見た目ともに大きく飛躍した「スコッチウイスキーハイボール」の開発のきっかけや、味作りの過程をご紹介しました。

スコットランド産のスコッチウイスキーを使って、本格的なハイボールをお届けしたい!と考えましたが、原材料をふんだんに使うことで原価が高くなってしまうという課題に直面します。

これまでの価格を据え置きにするために、担当者はどのような行動を取ったのでしょうか?続きは後編でお伝えします。どうぞお楽しみに!

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