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2022.1.7

開発物語vol.9「袋ラーメン5食(醤油、塩、みそ)~前編~」

こだわりのスープが自慢!夜食にもぴったりなくらしモアの袋ラーメン5食(醤油、塩、みそ)

皆さん、ラーメンはお好きですか?好きな具を入れ、手軽に調理できておいしい袋ラーメンは、子どもにも大人にも大人気ですよね!食事はもちろん夜食にもぴったりで、温かいラーメンを食べると体がぽかぽかして幸せな気分になります。2021年の秋、くらしモアから袋ラーメン5食(醤油・塩・みそ)が新登場! 3種類それぞれのスープの味わいを活かそうと、担当者が1年以上かけて開発に取り組んできました。商品化までのエピソードをご紹介します。

「袋ラーメン」の商品担当者はこの方!

 インスタント部門/角谷智之(かどやともゆき)

くらしモアでインスタント食品を担当しています。今回は皆さんにおいしいラーメンを食べていただきたくて、スープの味にとことんこだわって開発しました。お買い物の際は、ぜひお手に取ってみてくださいね!

今回、袋ラーメンを新たに商品化しようと思った理由は大きく2つありました。

1つ目は、2020年春以降の新型コロナウイルス感染症拡大の影響でした。
感染予防のための外出自粛、学校が休みになったりテレワークが増える中で、自宅で調理する機会が増えて袋麺がこれまで以上に売れ始めたんです。「そういえば袋ラーメンを食べる回数が以前より増えていたな」と、思い当たる方はいらっしゃるのではないでしょうか?そこで「くらしモアでももう一度袋ラーメンを開発する必要があるのでは?」と考えるようになりました。

2つ目の理由は、以前販売していた袋ラーメンが2020年に「スーパーで買えるおいしいラーメン」としてテレビで紹介されたのですが、その時はさまざまな理由により販売終了が既に決まっていたんです。

とは言え、テレビ放送の反響は大きくてお取引先やお客さまからたくさんお問い合わせをいただきました。「くらしモアの袋ラーメンを待ってくださっている方がいる…」。それなのに、すでに販売終了が決まっていたので、ご要望にお応えできなくて大変悔しい思いをしたんです。

こうした事情から、袋ラーメンの必要性を痛感して、商品の開発に取り組み始めました。

袋ラーメンの良いところは、肉や野菜など好きな具材を加えて栄養アップして、自由にアレンジできる点ですよね。

ご自宅で、「子どもに栄養のあるものを食べさせたい!」、「ビタミンや食物繊維を摂りたいから野菜をたっぷり入れたい!」と思う方も多いと思います。アレンジしやすい味であり、ラーメンの中でも人気のある味にしぼり、醤油・塩・みその3種類で開発を進めることにしました。

おすすめのアレンジについては、後編で詳しくご紹介しますね!

開発で一番苦労したのは、ラーメンスープの味作りでした。味を決める時は、6~7社の20種類以上の袋ラーメンを買ってきて試食をしました。

同じ醤油・塩・みそラーメンでも、各社それぞれに特徴があるんですよね。「あれがおいしい」「これはクセがある」など、分析しながら、おいしかった他社製品については、どういう点が良いのか?と参考にしながら考えていきました。

こうしてできた3種類のそれぞれの味わいをご紹介しますね!

不動の人気!昔ながらの懐かしさを感じる醤油味

他社の商品を試食すると、醤油の風味が濃い・薄いだけでなく、香辛料の風味が強かったり弱かったり、味の方向性が広かったですね。

そこで、昔ながらの中華そば屋さんで食べられる懐かしい味を目指すことに決めました。コクのある醤油をベースにこしょう、にんにく、ねぎの風味を効かせて、コク深い旨味でほっとする味に仕上げました。麺と一緒にスープを飲み干すたびに満足していただけると思いますよ!

チキンと野菜のダシがクセになる!塩ラーメン

塩ラーメンは、チキンの上品なコクとポークの旨味、にんにく、玉ねぎ、キャベツ、白菜など野菜の風味、バランスを考えながら味を決めました。

こうしてできた塩ラーメンは、一度食べたらおいしくて何度も食べたくなるおいしさだと思いますよ!さらに、この味のレベルでありながらお求めやすい価格であるのも、この商品の魅力だと思います。

にんにくがアクセント。香りが食欲をそそる!みそラーメン

みそラーメンは、なんといってもみその風味が重要です。ふわっと漂ってくるみその豊かな風味は、食欲をそそりますよね。試作品を何度も試食するうちに、みそラーメンはスープの味が多少濃い方がおいしいことがわかりました。

そこで考えたのが、みその風味を引き立たせるためににんにくや生姜を加えることでした。もちろんみそを多く使用して味を濃くすることもできますが、それだとどうしても価格が高くなってしまいます。何よりもみそだけを多く使用すると、味のバランスが悪くなるんですよ。そのため、にんにくや生姜の香味を活かしながら、旨味とのバランスも考えて、味を決めていきました。

「もっとコクのある味に!もっとみその香りを感じられる味に!」と追及したあまり、開発期間が長引いて完成が発売日ギリギリになってしまい本当に焦りましたね。でも、納得のいく味ができたので、皆さんにぜひ食べていただきたいです!

今回は、くらしモアの袋ラーメンの開発のきっかけと3種類の開発経緯についてご紹介してきました。袋ラーメンの必要性を感じた開発担当者は、「おいしくて手軽に買える袋ラーメンを作ろう!」と、まずはスープ作りに奮闘しました。

そんな中お手頃価格の袋ラーメンに仕上げることができたのは、どんな秘訣があったのでしょうか?後編もぜひお楽しみに!

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